愛犬愛猫ワクチンなび!
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ワクチンで防げる犬の病気と症状



ここではワクチンで防げる(または軽減できる)犬の病気について解説していこうと思います。犬用ワクチンの種類で3種混合ワクチンは何々の病気を防ぐ、と言って色々な病名を出しました。とはいっても、実際飼い主さんはその病気は一体どのようなもので、どんな症状を示すのか、といわれてもピンとこないと思います。

犬ジステンバー

ワクチンの普及、野犬退治などと言ったものが効果を発揮してきたらしく、ひところに比べると、だいぶ数そのものは減ってきた、とされています。ただ、怖いことに犬の排泄物からただようウィルスが吸い込まれることにうつるので、発生してしまうと周辺に広まる可能性が高く、そのせいか今でも定期的に発生しているようです。

犬ジステンバーの症状

症状としてはカゼのような高熱・鼻水・くしゃみなどから始まり、次第に全身に震え・けいれん・てんかんなどを併発することがあります。また、下痢・嘔吐を起こすこともありますが、これらは他の犬にうつる元なので、きちんと消毒・処分する必要があります。こういった症状に加えて、弱った身体にほかの病気が追い討ちしてくることがあり、そうなるとまず犬は助かりません。まずは抗生物質で、他の病気にかからないようにして、あとは対症療法をほどこしながら(犬ジステンバーの特効薬はありません)回復を祈ります。しかし犬ジステンバー自体もかなり危険で、最悪の結末を覚悟する必要があります。特に子犬に発症した場合は、一段と危険性が増します。

飼い主さんの対応

まずは、他の犬に移ることについてはなんとしても避けなければいけません。悪いことに空気を吸うだけでもうつるという厄介な病気なので、排便・嘔吐物などは全て消毒、さらにその犬が使っていたものは全て消毒もしくは焼却する必要があるでしょう。その後は獣医さんに任せるしかありませんが、通院時に他の犬にうつしたりしないように注意が必要です。

犬バルボウィルス

食べ物を食べたり、水をのんだりといった口を通して犬バルボウィルスにうつります。もともとは猫専用の病気だったのですが、変異種により犬にもうつるようになりました。ただし、それぞれは別の種なので、猫→犬や、犬→猫というパターンでは異種間ではまずうつりません。

犬バルボウィルスの症状

取り込んでしまった犬バルボウィルスがどこに定着するかによって症状がまったく違います。発熱と、下痢・嘔吐、それに付随する脱水症状がメインの腸炎タイプはかなり激しい症状を呈し、体力の無い子犬には特に危険です。しかし、それよりも問題はもう一つのほう、心筋に定着してしまった場合。こちらは発症すると激しい呼吸困難に見舞われ、突然しんでしまいます。治療しようにも病院に行くことすら間に合うことが少ないという、恐ろしい症状です。犬ジステンバーと同様、子犬がかかると助かる可能性はかなり低くなります。

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犬アデノウィルス

こちらは1型と2型があり、2型のほうは犬伝染性喉頭気管炎という病気を引き起こします。こちらのほうは他の病気を併発しない限りは(併発すればかなり危険ですが)治療が可能です。問題は1型である犬伝染性肝炎というほうです。こちらはおなじアデノウィルスをもとにしてはいるものの、症状がまったく違うために病気としてはまったく別個として考えられることが多い病気です。

犬伝染性肝炎の症状

こちらも犬バルボと同じく、口からウィルスを飲み込む(吸い込む)ことで発症します。特に子犬に発症しやすいのですが、バルボと同じく突然しんでしまうことがあり、要注意の病気です。その他にも熱が出たり下痢や嘔吐をおこしたり、といった症状があり、眼球が白くにごることもあります。また、くるったように暴れだすといった異常な行動をとることがあります。


飼い主さんの対応

この病気を発症した犬の糞尿に触れたり、なめたりすると他の犬にうつることがあるので、まずは病犬を隔離します。その上でしっかりと消毒し、獣医さんに相談しましょう。

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犬レプトスピラ

これはかなり厄介な病気の一つで、人間にもうつります。また、犬レピスプトラというのは総称で、実際は数百種もあり、本来ならそれぞれにワクチンが必要なのです。しかしさすがにそれは不可能、ということで、ワクチンには代表種2〜3種だけを混合しています。犬レプトスピラはネズミの尿などに含まれ、水中では長時間生きています。こうして汚染された水から粘膜・傷口などを通してうつってしまいます。

犬レプトスピラの症状

まずは高熱や嘔吐から始まり、けいれんや各臓器の障害が起き、血便、昏睡と言った最終段階を迎えます。ここまで来るとほぼ助かる事はありません。しかし、幸いなことに異状に気づいて早めに治療すれば犬用の抗生物質などをつかって治癒が可能です。危険度は高いものの、治療法があるだけ上3つよりはマシでしょうか。

飼い主さんの対応

しつこいようですが、人間にもうつりますし、その危険度も高いです。飼い犬がレプトスピラと診断されたなら、きちんと処置し、糞尿などの取り扱いには細心の注意が必要です。基本的には手袋などを使用すること。また、傷口・粘膜からうつるので、飼い犬との過度なスキンシップは避けましょう。いくらかわいくても犬とキスは危険ですよ。

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犬バラインフルエンザ

こちらは言ってしまえば犬の風邪です。子犬で体力が無い、なにか他の病気を併発してしまった、と言ったことがなければ完治するでしょう。もちろん発見したら他の犬とは別にしておく必要はあります。

犬バラインフルエンザの症状

咳や鼻水といった、いかにも風邪らしい症状がメインです。ただし、ほかの病気との判別が難しいこともありますので、飼い犬の様子がおかしいな、と思ったなら早めに獣医さんに相談しましょう。

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コロナウィルス性腸炎

排便からうつってしまいます。しかもかなり他の犬にもうつりやすいのが特徴で、気づいたら部屋中、ほかの犬たちにもに蔓延しているという危険があります。症状も激しく、抵抗力の弱い子犬などの場合はかなり危険といえるでしょう。

コロナウィルス性腸炎の症状

エサを食べない、下痢、嘔吐から始まり、脱水症状などを起こします。便がおかゆのようであり、オレンジと言った明るい色合いの便のばあい、このコロナウィルス性腸炎が疑われます。急激に症状が進むことがあり、こうした場合はかなり危険です。

飼い主さんの対応

まずは便から他にうつるので、便の始末が急務です。あとは急速な脱水症状にそなえ、充分な水分補給を心がけてあげること。悪化するようなら迷わず診察を受けることが大事です。なお、治ったように見えても便にはコロナウィルスが残っていますので、一月ほどはほかの犬と一緒にしないことをオススメします。

ワクチンで防げる犬の病気のまとめ

いかがでしたでしょうか? 犬の病気の怖さと言うものがどのようなものか、わかってもらえたでしょうか? しかも、複数の犬を飼っていればそのコロニーごとやられる可能性もあるのです。特に上3つは発症したら治療方法そのものがありません。対症療法をほどこしながら、犬そのものの生命力に期待するしかないのです。だからこそ、ワクチンは打っておくべきです。ワクチンで発症を100%防げるとは保障できませんが、かかっても回復しやすく、その前に発症率に格段の差が出ます。


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ワクチンで防げる犬の病気
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