愛犬愛猫ワクチンなび!
愛犬愛猫ワクチンなび!

ワクチンってなんだろう?



犬猫のワクチンと言っても、基本的には人間用のワクチンと変わる事はありません。ここではワクチンがなぜ病気を防ぐのか、ワクチンはどのような仕組みなのか、といったことを紹介しています。ワクチンがどんなものかわからないのにかわいい愛犬や愛猫に投与するのってこわいですしね。

感染とは?

ワクチンを紹介する前に、まずはこちらについて話しておきましょう。感染とは、病気のもとになる微生物が体内に侵入・増殖を始めることを言います。普通なら微生物が増殖しようとしても、身体の中の防御システムが働いて増殖前にやっつけてしまいます。ところがこちらの防御システムが弱っているとか、侵入した微生物に有効な武器を持っていないとかいった場合には、微生物が勝ってしまい、増殖が始まります。この状態が感染です。

感染症について

こうして体内に居座った微生物は、順調に増殖を始めて行きます。しかも、ただ増えるだけではなく、あちこちで悪さを始めます。そうなると体内の防御システムもフル稼働、なんとか微生物を追い出そうとします。例えば発熱・発汗・咳・鼻水・・・などはみんな微生物をやっつけるための防御システムの働きになります。こうして、微生物自体の症状、身体の防御システムの抵抗などによってからだの調子が悪くなる、というのが感染症です。

免疫について

微生物はそれぞれ違った弱点があって、それにあった武器を使わないと倒せません。例えば最近話題の鳥インフルエンザ、あれがなんで問題かというと、人間の身体は今までこの鳥インフルエンザと闘ったことがないからです。闘ったことがないから、それにあわせた武器を持っていないわけですね。そのため、やっつける武器を開発している間に重症化してしまうわけです。しかし、兵器の開発が間に合えば、そこから防御システムが反撃をはじめ、微生物を退治して病気が治るのです。

抗体とは?

さて、この武器のことを抗体と呼びます。この抗体は用が無くなれば次第に減っていきますが、武器の設計図は長い間保管されます。もし再び同じ微生物が侵入してきた時には設計図に従ってすかさず武器を量産できるので、感染前にやっつけるか、症状が軽いうちにやっつけてしまえます。だから、感染または発症しにくいわけですね。この設計図を身体が保持している状態を「身体に○○病の免疫ができた」といいます。

ワクチンとは?

では、もしも闘ったことのない相手でも、事前にスパーリングさせておけば、抗体が作られて感染症を防げるのではないか? というのがワクチンの理論です。とはいっても、普通に微生物を投与しては病気になるだけなので、無害化、または弱体化した微生物をスパーリング相手に用意します。この人工的に弱らせたスパーリングの相手をワクチンと呼びます。つまり、弱い相手を用意してやり、それと模擬戦をさせて勝ち方を覚えさせるわけです。ワクチンには微生物の状態によって2種類があります。

生ワクチン

微生物を生きたまま体内に投与する場合、生ワクチンと呼びます。もちろん十分に弱らせておくか、無毒化してから投与します。ただ、これだけ弱らせていてもこちらの身体も弱っている場合、まさかの逆転負けをしてしまうことがあります。これがワクチンの怖いところですが、これについては後でくわしく紹介します。

不活性化ワクチン

こちらは、微生物をやっつけた状態で投与したものです。それでも体内の防御システムはその微生物を掃除するついでに研究し、抗体を製作します。ただ、やはり生きている微生物を相手にしているわけでないので、身体側が微生物をナメてしまって設計図の保存期間を勝手に短く設定してしまうことがあります。そのため、一回ではなく数回にわけてワクチンを投与して、「この微生物はしょっちゅう進入してくるから、簡単に設計図捨てられないぞ」と身体に思わせることが必要な場合があります。効き目は弱いけど、生ワクチンより安心なワクチンといえますね。

犬・猫ワクチンについて

やっと本題の犬・猫ワクチンの話題なのですが、先ほども言ったとおり、人間も犬猫もワクチンの効く仕組みなどについてはなんら変わりません。ただし、相手はモノをしゃべることが出来ないペットです。ワクチンを投与するためには、こちらの体調が万全の状態でないとかえって「まさかの逆転負け」しかねません。ですから、犬・猫ワクチンを投与するためには、ペットの様子をよくみておくことが必要です。もちろん、獣医さんもワクチンを投与する前にはちゃんとチェックしてくれるはずです。でも、普段のペットの様子をわかっているのは飼い主さんだけ。普段と違うところは無いか、元気が無いといったことがないか、充分観察してワクチンをお願いするかを決めましょう。

ワクチンってなんだろう?のまとめ

できるだけわかりやすくするために、出来るだけ例えを持ち出したりしてみましたが、ワクチンについて理解してもらえたでしょうか? 要点は2つです。「ワクチンは微生物などを弱らせて投与し、犬・猫の身体に免疫をつけること」と「ワクチンは病気を防ぐのに役立つが、一定のリスクがあること」です。この2つはワクチンを話す上で避けられない話題なので、覚えておいてくださいね。


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ワクチンってなんだろう?
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